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杉野 和輝
日本原子力学会第44回炉物理夏期セミナーテキスト, p.165 - 180, 2012/08
高速炉の開発において、炉心設計の核特性予測精度を高めることは、合理的で高性能な炉心を実現してプラントの経済性を向上させ、また、信頼性及び安全性の裕度をより一層確保するために、極めて重要な研究開発課題となっている。日本においては、高速炉は開発段階にあるために、過去の核設計においては、臨界実験装置を用いて行われた実規模工学モックアップ実験のデータをもとに外挿誤差を計上し、工学的判断等による大きな保守性を持たせた不確かさが適用されている。近年では、計算機の性能の向上や核データの充実により、核設計においても非常に精度の良い解析が可能となってきている。このような設計システムを高品位な積分実験データを用いてV&Vと不確かさ評価を行うことにより、将来的には安全審査にも対応できるような高い信頼性で核特性を予測することが可能になると期待できる。本報では、過去と将来の核設計について、不確かさ評価の観点から具体的に示し、今後のあるべき方向性の選定につなげていく。
長家 康展
日本原子力学会第44回炉物理夏期セミナーテキスト, p.65 - 99, 2012/08
日本原子力学会炉物理部会主催の夏期セミナーのテキストとして、粒子輸送モンテカルロ計算の基礎原理とそこに潜む不確かさをまとめた。モンテカルロ法の基礎となる乱数の発生方法とサンプリング手法、粒子輸送モンテカルロコードで用いられている手法が述べられている。また、本セミナーのテーマがV&Vであることから、粒子輸送モンテカルロ計算に存在する不確かさについても述べられている。
安藤 真樹
日本原子力学会第44回炉物理夏期セミナーテキスト, p.139 - 163, 2012/08
FCAを用いた「常陽」や「もんじゅ」のモックアップ実験、ZPPRを用いたJUPITER計画等について紹介した。また、炉物理実験による高速炉の設計・解析手法の検証として、FCAを用いたベンチマークモデルの導出プロセス、反応度特性(ドップラー効果やナトリウムボイド効果など)についての実験及び核データ評価のためのベンチマーク実験について述べた。